名古屋ドラガン・ストイコビッチ監督(45)が、横浜MF中村俊輔(32)に向け“メッセージ”を送った。17日、愛知・豊田市内で、中村率いる横浜との一戦(18日、瑞穂陸)に向けた調整を行い、いつものように会見。その中で「ナカムラ」と珍しく何度も個人名を挙げ、警戒感を強めた。

 現役時代の自らのようなパスセンスとFKで脅威となる名手について「ナカムラには良い位置でFKを与えてはならない。ただ、ここ最近のナカムラの活躍はビデオで3回も見た。だから、心配しなくていい(笑い)。守備陣にもしっかりと対策をアドバイスをする」。最後には、パンチを見舞うようなポーズまで付け加えて「ナカムラ封じ」を強調した。

 首位を走るが、中盤の要ダニルソン(24)中村直志(31)の両MFが累積警告により出場停止。苦しい台所事情だけに、中盤を支配する能力を持つ相手の司令塔が気になるようだった。