<天皇杯:仙台1-2熊本>◇10日◇3回戦◇ユアスタ

 J2で14位の熊本が、J1で優勝を争う仙台から金星を挙げた。後半3分にFW斉藤和樹(23)が先制ゴール。いったんは追いつかれたものの、延長後半14分に左サイドから崩してMF養父雄仁(28)が決勝点を奪った。高木琢也監督(44)は「サッカーをやっていればジャイアントキリングはあることだが、それが今日だとは…。とにかく自分たちのサッカーをやるだけで、仙台さんに助けられた部分もある。1つ理由を挙げるなら、とにかく勝ちたいという部分がやや上回ったのかもしれない」と口調は冷静だったが、驚きを交えながら話した。