<J1:鹿島1-0徳島>◇第14節◇17日◇カシマ

 鹿島のルーキーFW赤崎秀平(22=筑波大)がリーグ初ゴールを挙げた。

 前半24分、MF土居聖真(21)の右クロスを中央で受け、右足でダイレクトシュート。GKの手をはじいてゴールに押し込んだ。

 FWダビ(30)に代わって7戦ぶりに先発出場。味方から球を引き出す動きだしの良さを発揮し、両軍最多8本のシュートを放った。

 得点がそのまま決勝点となり、チームの連敗を3で止めたが「初ゴールのうれしさと、多くのチャンスを外した悔しさが半々ですね」と苦笑い。トップ下の土居から「やりやすい。パスを出したいところにいてくれる」と絶賛されたが「もっと決めていれば楽になった。とにかく外しまくった…」と反省を繰り返した。

 反対に、出場停止以外では今季初めて先発落ちしたダビが発奮。後半34分に赤崎と交代出場すると、残り10分超で2度のビッグチャンスをつくるなど、競争でチームが活性化した。

 シュート数は相手の4本に対し26本。試合内容では圧倒しながら1点止まりという反省もあるが、4戦ぶりの白星で暫定4位に浮上し、中断期間に入った。