<ナビスコ杯:東京1-1磐田>◇予選リーグB組◇16日◇味スタ

 J1磐田は起死回生の一撃で、東京に1-1で引き分けた。後半6分に失点したが、同ロスタイムにMF駒野友一(26)が移籍後初ゴールを決め、同点に追いついた。

 起死回生の一撃だった。後半ロスタイムの時計は2分を回っていた。0-1。同44分にはMF西が2枚目の警告で退場していた。だが、懸命に攻め、左から仕掛けたDF加賀がクロスを上げた。1度はGKにはじかれたが、瞬時に反応したMF駒野が、体を横に倒しながら強烈なボレー。同点弾がゴールに突き刺さった。内山監督は「10人になって追いついたのは大きい」と胸をなで下ろした。

 1-2で敗れた札幌戦から、FW中山ら4人を入れ替えた。押される中、前半は気迫で耐えていた。GK川口は何本もミドルシュートを受け、前半32分にはMF金沢、FW平山のシュートを続けざまに防いだ。だが後半6分、1つのパスミスから縦パスを許し、1歩抜けたFW赤嶺に先制弾を許した。前回のナビスコ杯東京戦、リーグ神戸戦に続く後半立ち上がりの失点。内山監督は「残り10分で動き出しが早くなったが、これを1試合続けないといけない」と苦言を呈した。

 それでも、1度は見放されたツキを手にした。同40分に途中出場のMF犬塚のミドルシュートが、1度はネットを揺らしていた。だが、西の反則の判定でノーゴールに。そんな中で追いついた一戦。反抗へののろしは、消えてはいない。【今村健人】