【ジローナ=高橋智行通信員】ワールドカップ(W杯)北中米大会に臨む日本代表の主力となるレアル・ソシエダードMF久保建英(24)は、アウェーのジローナ戦に先発出場し、後半12分までプレーした。終始守備に回る試合となり、プレー回数が少なく見せ場はなかった。チームも先制点こそ挙げたが、1-1の引き分けに終わった。

4-2-3-1の右MFに入った。残留争いで尻に火が付いたジローナに序盤から押し込まれる展開となった。

劣勢だった前半27分、カウンターから右でボールを受けた久保がカットインから左足で狙う。シュートブロックされたが、CKを獲得する。同28分、このCKからDFマルティンが頭で合わせてRソシエダードが先制点を挙げた。

久保は前半追加タイムの48分、右サイドのスペースのない中で強引に2選手の間を割って入ったが突破できなかった。続く後半も守勢に回る時間が多く、思うようにパスが回ってこない。そして後半12分、早いタイミングでMFカレラと交代してベンチに下がった。

守りに入ったRソシエダードだったが、そのもくろみは崩れた。後半21分に左サイドを崩され、折り返しのパスをFWストゥアーニに押し込まれて1-1とされた。その後も自陣で耐える時間が多かったが、チームは連帯してしのぎ切り、アウェーで勝ち点1を手にした。ただスペイン国王杯優勝をてにした後、リーグ戦5試合未勝利(3分け2敗)となった。

今季リーグ24試合目。久保にとっては消化不良に終わった一戦だった。負傷による長期離脱もあり、期待されたゴールは昨年12月20日のレバンテ戦以来、6カ月も遠ざかっている。

あえて収穫をあげるなら、W杯日本代表メンバー発表の当日にアクシデントなく終えたことくらいだろう。