コンサドーレ札幌の前に思わぬ難敵が登場した!?

 リーグ再開となる29日のG大阪戦に向けてチームは25日、札幌・宮の沢で練習を行ったが、その中休みに突如、黒い強敵が姿を見せた。屈強な戦士から悲鳴が上がった。その強敵とは…、2羽のカラスだ。

 GK佐藤が最初の犠牲者だった。クラブハウスの駐車場を通り過ぎたとき、低空飛行で突進したカラスの襲撃を受けた。チームNO・1の腕っ節と呼び名も高い男が「うえぇー」と叫び声を上げ、逃げまくった。続く犠牲者は服装センス抜群のDF吉弘だ。派手な黄色いTシャツに反応したのか、肩口を後ろから襲われ、「あいつ、マジ強えー、マジ怖えー」と絶叫。「誰か一緒に(車まで)行こうよ」と援軍を待つほどだった。

 選手が帰路に就くたび、なぜカラスと遭遇するかというと、駐車場の横にある木の上に巣をつくったことが原因。2月の熊本キャンプ中も練習場にカラスが大量発生し、迷惑を被ったばかりで、今季はどうもカラスづいている。選手たちは怖がっているが、カラスとサッカーは無縁ではない。日本神話にも登場する八咫烏(やたがらす)は日本サッカー協会のシンボルマーク。リーグ戦は17位といまひとつ振るわないが、再開に向け、これも吉兆のしるしかもしれない?