コンサドーレ札幌のFW中山元気(26)が13日、札幌・宮の沢で行われた全体練習に合流し、2試合ぶりの出場へ向け復調をアピールした。右足付け根を痛め、8日の練習を欠席。12日まで別メニュー調整を続けてきた。この日、戦術練習では右からのクロスを合わせ、強烈なボレーシュートを披露するなど調子も上々。中山は「少し(故障個所は)気になりますが、今から調整しないと間に合わない」と17日の京都戦(札幌ドーム)に照準を合わせた。

 9日の大宮戦は累積警告のため出場できなかった。その大宮戦は敗れ、最下位千葉との勝ち点差もなくなった。しかし、三浦監督も「次節から(中山)元気、ダビ、西嶋、大塚、曽田といった選手たちが戻ってくる。ようやく(ベストな状態に)戻りつつある」と、どん底からチーム状態は好転しつつある。中山は「京都戦は勝つことだけをシンプルに考える。J1に残留したい気持ちを全面に出したい」と反攻の夏を誓っていた。