札幌イレブンをスザンヌが激励!?

 コンサドーレ札幌が、人気タレントのスザンヌ(22)を、12日から始まる熊本ミニキャンプに招くプランが9日、浮上した。熊本出身のスザンヌは大のJリーグファン。札幌とは家族ぐるみの交流があり、前回の同地でのキャンプでは妹マーガリン(19)が宿舎を訪問している。今季2度目のキャンプに、今度は姉の激励を受けるべく調整している。実現すれば、初勝利を狙う15日鳥栖戦(ベアスタ)へ、絶好の癒やし機会となりそうだ。

 合宿続きで疲弊する札幌イレブンを、スザンヌの優しいスマイルが癒やす。12日から再び熊本キャンプに入るチームが、スザンヌ招聘(しょうへい)プランの検討に入った。「どうなるか分かりませんが(スザンヌが)来てくれたら選手も喜ぶでしょうね」とクラブ関係者。現在、所属事務所と交渉中で、日程調整さえつけば実現する方向だ。

 熊本出身のスザンヌは大のサッカーファン。多忙なスケジュールのさなかも、地元ロアッソ熊本の試合結果は常にチェックしているという。札幌はライバルクラブになるが、同地出身のMF岡本が在籍していることもあり、第2の応援クラブとして注目しているという。

 スザンヌ一家と札幌には縁がある。6日まで行われていた前回の熊本キャンプ中には、激励のため、スザンヌの妹でタレントのマーガリンがチームを訪問した。現役女子大生でもあるマーガリンは、芸能人らしからぬさわやかさで、選手らの心を和らげたという。

 さらに熊本市内でバーを経営する母親のキャサリンも、07年から3年連続でキャンプを行っている札幌に好印象を抱いている。毎年キャンプのたびに、北海道からの観光客が店に集まり満員続きの状況。多大な経済効果をもたらすクラブのため、娘の派遣を後押ししてくれそうだ。

 6日に札幌に戻ったイレブンにとって、再度のキャンプ生活は決して歓迎すべきものではない。「度重なるキャンプ生活で、精神的疲れもないとは言えない」とクラブ関係者は言う。8日の開幕戦はホームで仙台に0―1で敗退と、気持ちの切り替えが不可欠になる。それだけに癒やし系のスザンヌの訪問は、リフレッシュするには最高の機会。女神の来訪を、次節鳥栖戦での初勝利につなげたいところだ。