<ナビスコ杯:磐田2-2大分>◇7日◇予選リーグA組◇ヤマハ

 ナビスコ杯予選敗退が決まっている磐田は大分と対戦。2点ビハインドからFW前田遼一(27)のゴールで追いつき、2-2で引き分けに持ち込んだ。

 後半28分にオウンゴールで1点差に詰め寄ると、スタンドの応援が追い上げムードを演出した。同41分、MF村井の左クロスにFW前田が頭でゴール右に流し込んだ。公式戦7戦ぶりのゴールでドローに持ち込み、チームはこれでホーム4戦連続負けなしとなった。試合後、前田は「次も試合に出られるように、頑張ります」とだけ話すにとどまったが、すでに予選リーグ敗退が決まった消化試合とは言え、ホームのヤマハでは負けられなかった。

 チームはリーグ戦中断後、けが人続出と代表組離脱で点が奪えず、同杯2連敗を喫していた。柳下監督は「勝ちたい気持ちを選手がだしてくれて、2点差を追いつくプレーにつながった。残り20分はよかった」と、選手をたたえた。