最近7戦4発と好調のJ2仙台FW中原貴之(24)が「スーパーサブ」からの昇格を熱望した。今季の6得点は、すべて途中出場で挙げたもの。切り札の役割を果たす一方、先発での得点は昨年5月21日の熊本戦から遠ざかっており、中原は「監督の期待に応えるスーパーサブもいいけど、やっぱり頭から出て結果を出すのが一番」と先発定着へ意欲を見せた。

 仙台で挙げた通算得点は先発2点(22試合)、途中出場13点(81試合)と、まさに切り札タイプ。本人も「先発する(FW中島)裕希たちが相手をかき回して、疲れたところで僕が入れば効果的」と立場を理解している。だが「途中から出て得点できている分『中原は交代出場がいい』ってイメージがある。先発でも結果を出して、それを覆したい」と訴えた。スーパーサブからエースへ―。まずは30日のホーム岐阜戦に向けてアピールする。【木下淳】