コンサドーレ札幌のMF古田寛幸(18)がU-18日本代表の“キング”になる。28日から、U-19アジア選手権予選ラウンド(11月7日開幕、インドネシア)の直前合宿(静岡)に合流する。11年U-20W杯へ向けたスタートとなる大会へ向け「チームの中心となってプレーしたい」と、同世代のエースに君臨することを宣言した。

 昇格を逃したうっぷんは、インドネシアで晴らす。27日、札幌宮の沢で練習を終えた古田は「同世代が相手だし、チームの中心となって守備も攻撃も完ぺきに近いプレーを出してきたい」と抱負を話した。

 灼熱(しゃくねつ)の東南アジアでの試合に備え、この日のランニングでは、自らストップウオッチを確認しながら意識的にハイペースで消化。「現地では食事もしっかり取って運動量を落とさないようにしたい。得点も取り、起点にもなれるように」とチームの核としてフル回転する心づもりだ。

 年下の「プラチナ世代」からも刺激を受けた。U-17W杯で24日、G大阪MF宇佐美らを中心にしたU-17日本代表がV候補ブラジルに2-3と健闘。終了目前のオウンゴールで敗戦したが「すごい」とたたえた。自身も「あの世代に負けられない。今回は5戦全勝する気持ちでいく」と無敗突破を誓った。【永野高輔】