倒産危機にある大分への追加融資を求めて、大分県の広瀬勝貞知事(67)が22日、東京・文京区のJリーグ事務局を訪れた。鬼武健二チェアマン(70)と約30分間話し合い、クラブの現状を説明。年内は地元金融機関の短期融資で乗り切るとし、あらためて1月の追加融資を要望した。

 公式試合安定開催基金から3億5000万円の融資を受けている大分だが、予定された2億5000万円の追加融資は凍結されたまま。Jリーグから融資への条件として求められた (1) 新社長決定 (2) 年間予算9億円(現在の計画では11億円)への圧縮 (3) 再建計画の練り直しが、いずれもクリアできなかったからだ。

 広瀬知事は年内の融資を断念し「Jリーグの条件を満たすように、引き続き努力したい」と、来年1月末までの融資を求めた。鬼武チェアマンも、知事自らが足を運んでくれたことに感謝。前日、正式に提出された再建計画については「もっと精査してほしい」と話すなど厳しい姿勢は崩さなかったが、知事の訪問で「情熱は伝わった」と話した。