コンサドーレ札幌が「宮の沢PR作戦」を展開する。矢萩竹美社長(59)が5日、集客増を目指し今季重点的に推し進めたいプランを明かした。「日常的に環境のいいところで練習しているのだから。『身近なところに選手がいる』をもっとアピールし、練習を見にきてもらうキャンペーンをやりたい」と口にした。

 メーンの練習場、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場は、昨年からサポーターが観戦できるスペースを拡大。選手にもファンサービスは厳命しており、練習後にサインや会話などが気軽にできる場となっている。今年は触れ合いの機会をさらに増やすべく、クラブから積極的に仕掛けていく。

 矢萩社長は「来ていただいて喜んでもらえるような企画をつくりたい」と今後に向けた。まだ具体策を練っている段階だが、チーム内では恒例となっているバーベキューへのファンの招待や、ミニサッカー教室、選手との食事会など、さまざまな策を用意していく。

 同社長は「練習場にゴンがいるというだけでインパクトがある」と話すように、全国区の知名度を誇る中山の加入で、昨年以上にファンが練習場に訪れることが予想される。ただそれに甘んじることなく、最大限の“もてなし”をし、試合への集客増にもつなげていく。