磐田GK川口能活(37)が実戦復帰に意欲を示した。7日、チームは午前練習で調整。3月に右アキレスけん断裂の重傷を負った川口はこの日、GK陣のみで行うメニューを全てこなすと、攻撃陣が行う居残りのシュート練習でゴールマウスに立ち、好セーブを連発。これまでは空中戦などの接触プレーは禁止されていたが、3日にチームドクターから完全合流の許可が下りた。9日に行う練習試合にも出場できる状態で、川口は「足のことは全く気にならなくなった。今はフルパワーでできる」と前向きに話した。

 実戦復帰となれば、3月17日のリーグ鳥栖戦以来約9カ月ぶりとなる。今季は「手応えがあった」とベストコンディションで開幕を迎え、札幌戦でJ史上3人目となる通算100完封を達成。翌週の鳥栖戦ではリーグ戦400試合出場を果たした。しかし、練習中に負傷し、プロ19年目では最長となる長期離脱を余儀なくされた。

 それでも、懸命なリハビリを経て、先月21日にチームに合流。今はプレーできる喜びを感じている。「サポーターやスタッフ、特に家族には支えてもらった。すごく感謝している」。

 まずは9日の練習試合で感覚を取り戻し、15日の天皇杯鹿島戦に向けて照準を合わせる。川口は「苦しい時期を乗り越えられた。ここまでの過程を無駄にしたくないし、悔しい思いを天皇杯と来季にぶつけたい」。頼れる不動の守護神が、満を持して帰ってくる。【神谷亮磨】