鹿島FW大迫勇也(23)が成長した姿を見せつける。前回5月の対戦では、興梠の“いわく付き弾”で敗戦。だが日本代表にも選出され自信を深めた大迫は「余裕はある」と、2トップのFWダビと距離を保つ視野の広さを見せ、状況に応じた柔軟なプレーで今季15得点。09年の新人時代、レギュラー争いで競り負けた先輩・興梠の10得点を上回る。勝てば3位、負ければ優勝争いから1歩後退の上位対決。エース対決も注目されるが「(興梠)慎三さん(と比べるの)はもういいでしょ」と謙遜した。言葉はいらない。東日本大震災後初めて3万人を動員するホームで、得点で示す。