<J2:山形0-2岡山>◇第10節◇29日◇NDスタ

 山形は岡山に完敗し、石崎信弘監督(56)の歴代監督最多となるJ通算500試合目を白星で飾れなかった。前半、リズムに乗り切れずに2失点。過去、勝ち点を挙げていない相手にリベンジ出来ず、ホーム戦連敗を喫した。

 今季初の連勝を狙った山形が、逆にホーム戦連敗を喫した。指揮官のJ通算500試合という、節目の試合に花を添えられなかった。石崎監督は「(500試合に関しては)まったく何もない。今日の試合に勝つことが一番大事だった」と悔しさをにじませた。

 前節の北九州戦で今季アウェー初白星を挙げた勢いを継続できなかった。前回ホームの熊本戦同様、ラインを上げられず、高い位置でボールコントロールすることが出来なかった。前半28分、カウンター気味に失点。同終了間際には左CKを相手FWに頭で決められた。FW山崎主将は「イージーな失点。いい結果を残せずに悔しい」。MF宮阪も「熊本戦と同じ失敗を繰り返してしまった。1対1で、もっと体を張って行かなければ」と反省した。

 監督通算300勝(旧JFL含む)も、次節以降に持ち越された。石崎監督は「後半は追いつこう、勝とうという気持ちは出ていた。次もホームなので何としても結果を出したい」。中3日になる次節・富山戦に気持ちを切り替えた。【佐々木雄高】