<J1:名古屋2-2東京>◇第31節◇2日◇瑞穂陸

 名古屋主将のDF田中マルクス闘莉王(33)の怒りが爆発した。東京のオウンゴールで先制し、同点に追いつかれた前半29分に闘莉王がゴールを決めて勝ち越した。しかし後半に再び同点を許す展開。試合後、肩を落とす仲間に「男じゃねーだろ!」と怒りをあらわにし、スパイクを地面にたたきつけて悔しがった。

 「仙台戦(10月22日)から数えてよ、何回(ゴールの)チャンスがあったんだ?

 仙台とこれ(東京戦)に勝ってれば、どれだけ上に行けているか」。怒りは得点を決めきれないFW陣にも向けられた。

 FW陣は10月18日広島戦から4試合ノーゴール。「練習の時から真面目にやる。笑わないでやる」と試合前の準備にも注文を付けた。最後には「シメ切れないとこうなる」と、主将としての責任も感じている様子だった。