今季まだ負けなしのBミュンヘンは5日、本拠地アリアンツ・アリーナで、同じく無敗を守る3位ホッフェンハイムを迎える。上位の直接対決であるだけに試合の中身にはもちろん注目が集まるが、加えてもう1つ、Bミュンヘンの衣装にも注意して頂きたい。

 大衆紙「ビルト」によると、Bミュンヘンの公式サプライヤーであるアディダス社は、21の島国で海洋廃棄物を集める活動を展開している。そして、そのごみをリサイクルし、これまで100万足以上の靴を作成してきたという。

 海に廃棄されるプラスチックごみの重さは、年間約2000万トンに上るとも言われており、さらにそれらが分解されるまで、例えば釣り糸なら600年、使い捨ておむつやペットボトルが450年、アルミ缶で200年、発泡スチロール容器50年、綿Tシャツでさえ3~5カ月の時間がかかるそうだ。

 話を戻すと、5日の試合でBミュンヘンが身にまとうユニホームは、インド洋に浮かぶ島国モルディブ周辺で集められたプラスチックごみをリサイクルし、そこから作られたものになる。同クラブに所属するシャビ・アロンソは、今回の件について以下のように話している。

 「私自身もスペインの海岸沿いで育った人間だ。だからこのような、海洋ごみを集めて、100%リサイクルされたタイプのユニフォームを着ることになって、本当にうれしく思っている。世界の海を保護することがどれだけ重要か、みんなの注意を喚起する最高の機会だと思う」

 ちなみに着心地はというと、アロンソによれば「良い感じだね。普段のユニフォームとは少し違うけれど、快適だよ」とのこと。

 リサイクル製品であるため、今回はサプライヤーであるアディダスの3本線や、チームロゴ、そして胸スポンサーであるドイツ・テレコム社のマークは、深紅色になっており、普段と比べるとはるかに見づらくなっている。ただしドイツ・テレコム社は、アディダス社とBミュンヘンの環境保護活動に理解を示し、今回ばかりは宣伝効果の低下も快く受け入れたという。