地元チリがボリビアに5-0で圧勝し、A組1位で決勝トーナメントに進出した。

 前半3分、DFメデル(インテルミラノ)の縦パスに反応したFWバルガス(クイーンズパーク)のトラップは乱れたが、ボールは走り込んでいたMFアランギス(インテルナシオナル)の足元のこぼれ、右足シュートを突き刺して先制。同37分にはFWサンチェス(アーセナル)が相手ボールを奪いドリブルからMFバルディビア(パルメイラス)に預け、折り返しのクロスをダイビングヘッドを決めて2点目をゲットした。

 さらに後半21分、右からのFWエンリケス(ディナモ・ザグレブ)のグラウンダーのクロスがファーへ流れ、詰めていたアランギスが1トラップから右足で押し込み、自身の2点目を決めて突き放し、同34分にもバルディビアの浮き球パスを、オーバーラップしたメデルが胸トラップからループシュートを決めた。同41分にはエンリケスの右サイドからのクロスがオウンゴールを誘い、勝負を決定付けた。

 酒気帯び運転で衝突事故を起こして逮捕されたMFビダル(ユベントス)は、スタメン出場したが2-0とリードした前半終了で退いた。

 チリは2勝1分けの勝ち点7で首位通過し、決勝トーナメントではB組かC組の3位と対戦する。敗れたボリビアは1勝1分け1敗の勝ち点4で2位となり、6大会ぶりに進出した決勝トーナメントではC組2位と対戦する。