日本代表FW岡崎慎司(29=マインツ)が、プレミアリーグのレスター移籍で合意に達したことが25日、分かった。複数の関係者によると、すでに岡崎は渡英し、現地入りした模様。メディカルチェックを経て正式サインをかわすことになる。

 2年間所属したマインツと、レスターがクラブ間交渉を行ってきた。移籍金は推定1200万ユーロ(約17億円)でクラブ間合意に達したようだ。日本人FWとしては異例の高額で、世界最高峰のリーグに挑む。レスターからは昨夏と今年の冬、立て続けにラブコールを受けており、3度目のオファーでようやく合意に達した。昨季は欧州主要リーグで日本人記録となる15得点をマーク。今季も12得点で、日本人として初めて2年連続2桁ゴール達成。ブンデスリーガで結果を残した岡崎は「自分の中で、挑戦したい気持ちが強いのはプレミア。たとえ試合に出られなくなっても、行く価値がある」とプレミア入りを強く希望していた。

 プレミアリーグ最大のハードルである労働ビザ発行は問題ない。過去2年間の国際Aマッチ出場率は90%以上を誇る。ついに世界最高峰のリーグに日本のストライカーが挑む。