マインツからレスターへ移籍した日本代表FW岡崎慎司(29)が1日、“移籍後初ゴール”となる決勝点を挙げた。イングランド2部バーミンガムとの親善試合に1-2の後半27分から途中出場。2-2とした後の同38分に得意のダイビングヘッドを決め、3-2の勝利に貢献した。8日のサンダーランドとのプレミアリーグ開幕戦を最高の形で迎えることになった。

 岡崎の決勝ゴールにみんなが酔いしれた。2-2の後半38分。アルジェリア代表MFマレズのクロスに飛び込み、トレードマークの頭で決めた。背番20を背負った日本人ストライカーのもとに仲間が集まった。岡崎はアシストのマレズとハイタッチして喜びを表現した。

 レスターの公式ツイッターは「岡崎のレスターでの初ゴール。ニアポストへ飛び込んでのヘディングはプレシーズン中、練習していたもので、みんなが祝福した」と記した。試合はそのまま3-2で終了。短い時間ながら、岡崎は持ち前の嗅覚をラニエリ監督へアピールすることに成功した。

 8日にはサンダーランドとの開幕戦に臨む。世界一フィジカルの激しいプレミアリーグで、苦戦を予想する声も多い。それでも思い切りの良い飛び込みなど、ドイツで培った得点能力が通用するのではと期待させる一戦だった。