オーストラリアが、最終予選4連敗のタイにアウェーでまさかのドローに終わり3位に後退した。

 前半9分に相手ハンドで得たPKをMFジュディナク(アストンビラ)が右足でゴール左へ蹴り込んで先制したが、同20分、FWダンダ(ムアントン・ユナイテッド)にこぼれ球を押し込まれて同点とされた。さらに後半12分、再びダンダにPKを決められて勝ち越しを許した。しかし同20分、ジュディナクが再びPKを右足で決め、何とかドローに持ち込んだ。

 UAEはホームでイラクを2-0で下した。前半26分にFWアーメドハリル(アルアハリ)が先制し、後半ロスタイムにFWイスマイルマタル(アルワフダ)が追加点を奪った。

 日本はホームでサウジアラビアを2-1で退けた。前半45分に相手ハンドで得たPKをMF清武弘嗣(セビリア)が決めて先制。後半35分にはFW原口元気(ヘルタ)が右足で流し込んでリードを広げ、サウジアラビアの反撃を後半ロスタイムの1点に抑えた。

 B組は4チームが勝ち点1差でひしめく大混戦となった。サウジアラビアと日本が勝ち点10で並び、得失点差でサウジアラビアが首位を守り、日本は2位に浮上。オーストラリアとUAEが勝ち点9で並び、得失点差でオーストラリアが3位に後退し、UAEが4位。イラクは勝ち点3、タイは勝ち点1。

 これで前半戦が終了。後半開始となる第6節は来年3月23日で、イラク-オーストラリア、UAE-日本、タイ-サウジアラビアの対戦となる。

 W杯本大会へは各組上位2チームが自動的に進出。各組3位がアジア地区プレーオフを戦い、勝者が北中米カリブ海地区4位と大陸間プレーオフを戦う。