ACミランのモンテッラ監督は、4日に行われるクロトーネ戦の前日記者会見で、出場機会を与えていない日本代表FW本田圭佑(30)のプロとしての姿勢を絶賛した一方で、先発での起用は否定的であることを明かした。

 同監督は、本田を今季リーグ戦14試合中、3試合に起用。先発はわずか1試合とレギュラーから外している。しかし「本田はお手本となるプロ選手だ。私が選手と監督のキャリアを通して見てきた中で5本の指に入るほどのプロだ。彼は信じられないほどのプロフェッショナル精神を持っていることをここではっきり言っておく」と高評価を下した。

 しかし、本田と同じポジションのFWスソが14試合に出場し、5得点と結果を出しており、チームも3位と好調を維持している。それだけにクロトーネ戦での本田の先発は「我々が今使っている戦い方は、スソの特徴の方が合っているもの。だからスソのほうを好んで試合に出している。もちろん本田は他のポジションでもプレーできるが、今のシステムではそうはいかない」とコメント。現状では今後も本田が先発する可能性は低いことを話した。

 最後に先発や途中出場については明言しなかったが「しかし、これからクリスマスまでに彼が試合に出ることもあるだろう」と、本田に出場機会を与えることを示唆した。