インテルミラノとACミランの伝統のミラノダービーが行われ、劇的な幕切れで2-2で引き分けた。

 インテルの日本代表DF長友佑都(30)は10試合ぶりに先発し、セリエAでは1月28日以来となるフル出場を果たした。

 試合後の取材エリアでの長友との主なやりとりは、次の通り。

 -久しぶりの試合出場だった

 長友 すごく良い練習ができていたしトレーニングも含めて、私生活でも自分なりにやれることは全てやってきた。コンディションは良かったと思いますけど。練習していたこと、やってきたことは裏切らない。自分のコンディションを見て、そう感じました。

 -ロスタイムの失点で同点にされた

 長友 メデルとかが主審に(ロスタイムが長かったと)抗議してるのが見えたんですが、抗議しても覆らない。もう、これがサッカーですよ。結局。

 -先発で託された役目はスソ封じか

 長友 監督が僕に言ってくれたのは「ここまで試合に出られない中で、どんな時も100%で練習をしていた。プロフェッショナルな姿をずっと見てきた。長い間試合に出ていなかったけど、信じてこのダービーに使う」と。そう言われました。

 -先発起用され、インテルに残るという強い気持ちは?

 長友 まぁ、将来のことは、もう分からない。移籍するかもしれないし、残るかもしれない。でも、どうなっても僕は自分のやるべきことをやり続けるだけ。今日は監督に、ある程度コンディション的にもやれるということはアピールできたと思う。久しぶりのダービー。正直しびれましたよ。

 -中国人がオーナーになった歴史的なダービーだった

 長友 こうやって中国の企業がついて、より一層アジアでもインテルとミランのブランドがどんどん強くなっていくんじゃないかと思います。