MF小林祐希(25)が所属するヘーレンフェインは、アウェーでズウォレに1-2で敗れ、欧州リーグ出場権をかけたプレーオフへの進出は持ち越しとなった。リーグ戦29試合連続先発出場の小林は、ダブルボランチの左サイドでプレーした。

 積極的にボールに触り、縦方向へのパスを意識しながらヘーレンフェインの攻撃をリードした。後半6分にはFKから左足を振り抜いて直接ゴールを狙ったが、GKファンデルハルトのセーブに防がれた。同40分にはドリブルで相手を引きつけて、フリーになったFWグーチャネジハドに絶妙なスルーパスを通し、1対1のビッグチャンスを創出したが、シュートはGKの守備範囲に飛んでしまい、惜しくもアシストにならなかった。試合は、前半18分に退場者を出して1人少ないズウォレが同29分と後半2分に得点。追いかける展開となったヘーレンフェインが、後半ロスタイムにグーチャネジハドが1点を返したものの焼け石に水だった。

 8位のヘーレンフェインは、14位のズウォーレに1対2で敗れたため、欧州リーグ出場権を懸けたプレーオフへの進出を最終節に持ち越した。プレーオフ進出を決めているのは、4位ユトレヒト、5位AZ。6位フィテッセはカップウイナーとして欧州リーグ進出を決めており、7位トゥエンテは来季の欧州カップ出場権の資格を失っていることから、今季は9位のチームまでプレーオフに進出できる。33節を終えて8位ヘーレンフェイン(勝ち点43、得失点差+3)、9位ヘラクレス(勝ち点43、±0)、10位フローニンゲン(勝ち点40、+2)。また、14位ズウォーレは1部残留を決めた。

 フル出場した小林との一問一答は次の通り。

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 -前半の出来は良かったと思います

 「全体的に良かったと思います」