<ブンデスリーガ:ボルフスブルク3-2フランクフルト>◇7日(日本時間8日)◇フランクフルト

 ボルフスブルクMF長谷部誠(24)が、フランクフルトMF稲本潤一(28)との日本人対決を3-2で制し、UEFA杯出場(5位以内)に望みをつないだ。長谷部は後半5分に左足で強烈なシュートを放ち、存在感を見せつけた。後半20分に途中交代したが、チームは同34分に決勝点を奪って7位をキープ。次節直接対決の5位シュツットガルトに勝ち点3差と迫った。(西村友通信員)

 長谷部に思い切りの良さが出た。GKのクリアボールを胸でワントラップし、エリア外から左足で強烈なシュート。惜しくもゴールバーにはじかれたが、高い技術を見せつけた。「前半打っていなかったので、思いっきり打っちゃえと思った。入らないと意味はないですけど」。自嘲(じちょう)気味に話したが、稲本から「怖さがある。すごくいい選手」と褒められた。5位以内が視野に入り「(UEFA杯は)手の届く位置。意識してやりたい」。有力視される日本代表合流を前に、欧州舞台への手応えをつかんだ。

 一方の稲本は絶妙のスルーパスで同点ゴールを演出した。中盤では相手攻撃の芽をつみ、長谷部に「フランクで1番か2番の選手」と言わしめた。今季最高の出来に「結果につながらなかったのが残念。コンディションは上がっているし、1対1で負けていない。次につなげたい」。敗れてなお、「先輩」としての風格を漂わせていた。