祖父の死去を受け、緊急帰国していたドルトムントの日本代表MF香川真司(22)が2日、関西空港からドイツに向けて出発した。帽子を目深にかぶり、シャツにジーンズというラフな格好で空港に現れた香川は、笑顔こそなかったが、悲しみを引きずる様子もなく、穏やかな表情で出国ゲートをくぐった。

 わずか3日間の日本滞在でドイツにとんぼ返りしたのは訳がある。チームのシュネック広報部長は「彼は今シーズンはもうプレーしないはずだから、そんなに急ぐこともない」と話していたが、関係者によると、香川は今季中の復帰をまだあきらめていないという。この日更新した公式サイトでも「残り試合わずかですが、少しでもピッチに立てるように頑張ります」と、復帰への思いをつづった。

 今後は、地元サポーターとともに改めて今季の優勝を祝うホームでの最終節、14日のフランクフルト戦での出場を目指すことになりそう。優勝が決まり、残り2節が消化試合となったことも、香川の復帰を後押ししてくれそうだ。

 また香川は公式サイトで「後半戦は棒に振りましたが、ドルトムントというチームにきて1年目で優勝にかかわれたことは光栄です」と報告。「来シーズンCL(チャンピオンズリーグ)に出場できるチャンスを得られ、すごく楽しみにしています」と、喜びをつづった。