日本代表FW岡崎慎司(28=マインツ)が、プレミアリーグのレスターへ移籍する可能性が高まった。獲得オファーを受け、移籍について前向きな姿勢を語った。すでにクラブ間の移籍金交渉に入っており、早ければ今週中にも結論が出る見込み。アジア杯後には、2連覇を手みやげに新天地へ向かうことになるかもしれない。
日本人ストライカーにとって不毛のリーグに、岡崎が飛び込むことになるかもしれない。世界最高峰のプレミアリーグ・レスターから獲得オファーを受け、今冬にも移籍する可能性が高まった。アジア杯事前合宿で初めてのオフを終えて再開した練習後、新天地への熱い思いを口にした。
「自分自身に過大評価していないので、オファーがくることが素直にうれしい。プレミアは夢でもあった。高校生とかプロ入り立てのころからよく見ていた。年齢的にも最後のチャンス。冬の移籍も遮断するわけじゃない。チャレンジャーとしてやりたい」
プロ入り10年、海外経験4年の28歳。さらなる高みを目指す上で、移籍のタイミングはラストチャンスと踏んでいる。複数の関係者によると、昨夏レスターからオファーを受けたが、移籍金交渉がまとまらず今季もマインツでプレー。そこで昨季の15点ペースを上回る前半戦17試合8得点の活躍を見せ、再びオファーを受けた。16年夏までマインツとは契約を残しており、英紙では移籍金800万~1000万ポンド(約15億~20億円)と報じられた。
交渉がまとまり移籍となれば、アジア杯後に渡英する。4年前の前回大会後、J1清水からドイツへ渡ったように新天地を求める。そこで待つ「いばらの道」も覚悟の上。レスターは11季ぶりのプレミアで、現在最下位の20位と苦しい戦いが続いており、得点が取れる補強選手としてオファーを受けた。しかし、かつてプレミアに挑戦した日本人FWは成功を収めているとは言いがたい。西沢明訓(ボルトン)李忠成(サウサンプトン)はいずれもリーグ戦出場なし。宮市亮(アーセナル、ボルトン、ウィガン)は17試合出場も、いまだゴールはない。
それでも「向こうに行って試合に出られなくなっても、行く価値はある。そうなったら、そこまでだったということ」と岡崎。未開の地を切り開いていくつもりだ。【栗田成芳】

