[ 2014年1月21日11時47分

 紙面から ]

 女子は経験組、男子は初出場組―。日本スケート連盟が、ソチ五輪のフィギュアスケート団体戦で男子はショートプログラム(SP)に羽生結弦(19=ANA)、フリーに町田樹(23=関大)、女子はSPに浅田真央(23=中京大)、フリーに鈴木明子(28=邦和スポーツランド)を起用する方針であることが20日、分かった。団体戦はソチ五輪から採用された新種目。出場選手は直前まで非公表だが、日本連盟関係者は「メダルを狙える位置にいる」。男女SPは浅田と羽生の2トップを投入してリードを奪うことが既定路線だった。

 最も過酷な男子フリーは、町田が起用される。団体戦男子フリーと男子シングルSPは中3日と間隔が短い。町田は、昨年12月の全日本選手権まで3カ月で6試合の強行日程をクリア。大きな得点源である4回転トーループに安定感もあり五輪初出場ながら抜てきされる。女子フリーは昨年12月に全日本選手権初優勝の鈴木となる。

 男子のエース高橋は、右すね負傷からのケガ明けになるために男子シングルに専念する。女子の浅田、鈴木は2大会連続五輪の経験者組、男子の羽生、町田は初出場組と、経験と勢いをミックスさせた「チームジャパン」で出陣する。