[ 2014年2月24日23時9分 ]ソチでIOCのバッハ会長(右)とグラスを合わせるロシアのプーチン大統領(共同)

 ロシアのプーチン大統領は24日、前日に閉幕したソチ冬季五輪について「国際オリンピック委員会(IOC)の当初からの支援がなければ、このような成功はなかった」と述べ、成功を誇示した。バッハ会長らIOC幹部との朝食会で語った。

 五輪終盤に隣国ウクライナで親ロシアのヤヌコビッチ政権が崩壊、ソチ五輪に陰を落としたが、プーチン氏は自ら誘致段階から尽力してきた五輪の成果を強調した。

 大統領は、多くの五輪施設をゼロから建設するのは膨大な作業だったことから「私たちもIOCも大きなリスクを背負ったが、IOCの皆さんは私たちを信じてくれた。リスクを負わない者は(成功の)シャンパンも飲めない。今日は皆さんと乾杯ができる」と述べた。

 また「私たちは親切で、もてなしのできる国であることを証明できた」と語り、五輪のボランティアや建設関係者、政府関係者らに謝意を示した。