女子マラソンの世界記録保持者で4月に引退した41歳のポーラ・ラドクリフ(英国)は8日、陸上界でトップ選手によるドーピング疑惑が取り沙汰されている問題で、自らの薬物違反を断固として否定した。英BBC放送(電子版)などが報じた。

 地元のロンドン・マラソンを3度制覇したラドクリフは一部報道などを受けて声明を発表し「自分の名前が、世間に拡大するドーピング疑惑と関連づけられてしまうのは大きな打撃だ」と強調。「長期間、競技生活を通してクリーンなスポーツ界を求めてキャンペーンを展開してきた。自分は薬物違反を非難してきた立場だ」と主張した。