12年ロンドン五輪代表山県亮太(23=セイコーホールディングス)は同準決勝で追い風2・0メートルの10秒08を記録。向かい風0・6メートルの決勝も10秒12で優勝して、2大会連続五輪に前進した。

 山県が、4年ぶりの10秒0台をマークした。ケンブリッジが10秒10を出した約1時間後。追い風2・0メートルの準決勝で自己記録に0秒01差、今季日本最高の10秒08を記録した。向かい風0・6メートルの決勝も10秒12を出して優勝。1日で2度も参加標準記録(10秒16)を突破して、完全復活。12年ロンドン五輪準決勝(10秒07)に近づき「やっと成長を実感できた」と笑った。五輪イヤーに好調をキープして、再び9秒台が見えてきた。「まだ公認(記録の9秒台)は出ていない。チャンスを狙っていきたいし、先に出したい」。