リオデジャネイロ五輪女子マラソン代表の田中智美(第一生命)が11日、ニューヨークのセントラルパークで行われた10キロのロードレースに出場し、33分39秒の10位とまずまずの走りを見せた。

 4月下旬から米コロラド州ボルダーで高地トレーニングを行い、レースは3月の名古屋ウィメンズマラソン以来。「ボルダーではスピード練習をやっていなかった割に、思ったよりも走れた。レースとなったら気も引き締まり(五輪に向けて)よしやるぞという気持ちが出てきた」と話した。

 所属先の山下佐知子監督は「米国ではジョグ中心の練習でリオに向けた土台作りができた。33分台で走れたのは良かった」と評価した。田中は12日に米国をたって帰国し、長野での合宿を経て五輪本番に臨む予定。