東京マラソン財団は20日、2月26日の東京マラソンの招待選手を発表した。

 国内招待選手では2年前の大会で2時間7分39秒をマークした「元祖山の神」こと今井正人(32=トヨタ自動車九州)、ロンドン五輪代表の藤原新(35=ミキハウス)らがエントリー。前回大会2時間11分34秒で10代マラソン日本最高記録樹立し、今年の箱根駅伝でも8区区間賞をマークした下田裕太(20=青学大)、昨年12月の防府読売マラソンで川内優輝を抑えて、優勝した橋本崚(23=GMO)ら成長著しい若手も名を連ねた。

 海外招待選手では16年ベルリンで世界歴代4位タイの2時間3分13秒を出したウィルソン・キプサング(ケニア)が最大の注目。今年からタイム向上が目指せるコースに変わった。関係者によると、先頭集団のペースメーカーの設定タイムを世界記録が狙える基準で検討しており、世界トップ級のスピードが見られそうだ。早野忠昭東京マラソンレースディレクターが発表した展望によると、キプサングも「高速コースになった東京で世界記録を狙う」と公言しているという。また大会記録保持者のディクソン・チュンバ(ケニア)らもエントリーしている。