桐生祥秀(東洋大)はフライングで失格となった。

 追い風0・1メートルの条件下、ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)は10秒19の4位、18歳のサニブラウン・ハキーム(東京陸協)は10秒22の5位だった。ス・ビンチャン(中国)が10秒09で勝った。

 レースは桐生を含めて2人がフライングで失格となった。

 女子100メートルは昨年のリオデジャネイロ五輪で200メートルとの2冠に輝いたエレン・トンプソン(ジャマイカ)が10秒78の今季世界最高で、男子200メートルは19歳のノア・ライルズ(米国)が19秒90の好タイムで制した。

 ◆桐生の話 失格は初。調子はいい感じだったので、悔しい。(タイミングは)ぴったりだと思っていたけれど。関カレ(5月下旬の関東学生対校選手権)は100メートル、200メートルでこの悔しさを晴らすレースがしたい。

 ◆ケンブリッジの話 自分の走りに集中しようと思った。前半の流れは悪くなかったが、後半はいまいちだったかなと思う。状態的には悪くない。

 ◆サニブラウンの話(相次ぐフライングで)完全に集中力が切れた。スタートから50メートルまでは良かったが、最後は思うように体が動かなかった。もうちょっと動く気はしたけれど、待っている時間もあったので。