名古屋ウィメンズマラソンの大会事務局は14日、来年3月14日のレースについて、エリートの部を若干名に加え、一般の部も規模縮小し、1万1000人の定員で開催すると発表した。

新型コロナウイルスの影響で、市民ランナーが出場できるマラソンは中止が相次いでいた。一般の部のエントリーは国内在住者に限られるが、少しずつ日常が戻ってくることを期待させる決定となった。

ナゴヤドーム発着のコースは変わらない。とはいえ、感染予防を徹底しての開催。例年、2万2000人の定員は、半数となった。

来年で10回目を迎える同マラソンは、世界最大級の女子マラソンとして知られる。今年3月の大会は「エリートの部」のみで開催され、一山麻緒(23=ワコール)が日本歴代4位の2時間20分29秒で優勝し、逆転で東京オリンピック(五輪)の切符をつかみ取った。