ロンドン五輪代表選考を兼ねた4日の福岡国際マラソン(日刊スポーツ新聞社後援)に出場する市民ランナーの星・川内優輝(24=埼玉県庁)は大会前日の3日、変装してレースに集中する姿勢を貫いた。スタート時間の午後0時10分に合わせ、弟鴻輝さんと1時間15分のランニングで調整。宿泊ホテルに詰め掛けたメディアへの対応は一切、行わなかった。食事に出る際はハンチング帽を目深にかぶり、大きめのマスクで顔を隠し、黒のロングコートという変装姿。すべての外音をシャットアウトする徹底ぶりで、ロンドン切符のかかるレースに備えた。