<陸上:布勢リレーカーニバル兼スプリント挑戦記録会>◇24日◇鳥取・コカ・コーラウエストスポーツパーク陸上競技場

 男子100メートルの江里口匡史(23=大阪ガス)は、ロンドン五輪へ弾みをつけられなかった。追い風0・6メートルの第1レースで10秒28の大会タイ記録。第2レースでは1歩目で右ふくらはぎをつりながらも走り続け、我孫子充裕(ミズノ)や小谷優介(住友電工)らを抑えてトップでゴールしたものの、タイムは10秒50と平凡だった。

 「う~ん…イマイチですね。2本目は走ったうちに入らない。状態の良かった1本目に、10秒1台を出したかった。きれいにいきすぎて、自分の動きをまとめすぎた。もっと中盤に荒々しくいかないと。練習以上のものが出てないですね」と首をひねっていた。