<陸上:ダイヤモンドリーグ第13戦チューリヒ国際>◇30日◇スイス・チューリヒ

 男子の200メートルはロンドン五輪で短距離3冠を達成した世界記録保持者のウサイン・ボルト(ジャマイカ)が19秒66、100メートルはヨハン・ブレーク(ジャマイカ)が9秒76のともに大会新で制した。

 ロンドン五輪を席巻したボルトとブレークのジャマイカコンビが、またも圧倒的な力を見せつけた。

 男子200メートルに出場したボルトにとっては「シーズンも終盤。体に大きなストレスをかけたくなかった」という肩の力が抜けたレースだった。それでも序盤からリードを奪うと、力強い走りでゴールし「五輪が終わった今は走るのが楽しい。20秒を切れたのは良かった」と喜んだ。

 男子100メートルのブレークも鋭いスタートから一気にリードを奪って9秒76の好タイムでフィニッシュ。気温15度で小雨が降る悪条件だったが「速いタイムには驚いていない。悪天候も私を止めることはできない」と誇った。