福岡市は25日、隣接する糸島市と合同で、来年11月ごろに1万人規模の市民マラソン大会「福岡マラソン(仮称)」を開催すると発表した。福岡市の繁華街・天神や、糸島市の自然をめぐるコースを想定している。

 レースはフルマラソンと5キロの2部門で、参加料はフルが1万円、5キロが4000円の予定。福岡市中心部をスタート、糸島市でゴールする。沿道では、ランナーに地元の特産物を提供する。

 総事業費は約3億円。今年5月に事務局と準備委員会を立ち上げる。10月に実行委員会を設立、年内にも詳細なコースや開催日を決める見通し。

 記者会見した福岡市の高島宗一郎市長は「交流人口を増やすためにも国内外にPRしたい。ランナーには都市部と大自然のコントラストを楽しんでほしい」と述べた。

 福岡市が毎年11月ごろに開催してきた「シティマラソン」は廃止する。