日本陸連は10日、東京・赤坂のTBSで、開幕までちょうど2カ月と迫った世界選手権モスクワ大会の日本代表を発表した。

 既に発表済みの男女マラソン、男女競歩を除くトラック&フィールド種目で、男子19人、女子7人の合計26人が選出された。

 男子100メートルで9秒台が期待される山県亮太(21=慶大3年)、桐生祥秀(17=京都・洛南高3年)らは、既に選考基準を満たしており決定済み。それ以外でもA標準突破の男子長距離の大迫傑(22=早大4年)が選出された。またB標準突破にとどまったものの、実績のある男子400メートルの金丸祐三(25=大塚製薬)、男子棒高跳びの沢野大地(32=富士通)、女子短距離の福島千里(24=北海道ハイテクAC)らも選出された。

 ロンドン五輪代表で注目の男子やり投げのディーン元気(早大4年)は“追試”の場とされた7月のアジア選手権(インド)で結果を出しても、一般種目の追加はしないことが決まり、初の世界選手権の出場は途絶えた。