陸上の昨年ロンドン五輪代表で、男子短距離の飯塚翔太(22=中大4年)と、同やり投げのディーン元気(21=早大4年)が、ともに来春、ミズノトラッククラブ入りすることが決まり23日、都内で記者会見した。

 昨年は4月に84メートル28の日本歴代2位(当時)を出しロンドン五輪も経験したディーンだが、今季は80メートルの投てきを1度マークしただけで、世界陸上モスクワ大会(8月10日開幕)の代表から漏れた。それでも心は切り替わっており「秋の日本インカレで今季ベストと大会記録を出して、来シーズンにつなげたい」と話した。同クラブには、同じ投てき種目の男子ハンマー投げ五輪金メダリストの室伏広治(38)も在籍しており「すごい、あこがれの人。楽しみです」と期待した。

 世界ジュニアのメダリスト同士による、イケメンコンビの入社会見となったが、飯塚については「試合で走っている姿は刺激になっている。同じユニホームを着るという実感はないけど、2人で陸上界を盛り上げたい」と語った。