<陸上:第38回高島平・日刊スポーツロードレース大会>◇20日◇東京・高島平5キロ周回コース

 女子20キロにゲスト出場した大久保絵里(30=ミキハウス)は「1年前に痛めた左ハムストリング(太もも裏)が危ないかな、と思い大事を取って」と、10キロ付近で途中棄権した。

 昨年の東京マラソンで2時間26分8秒の自己ベストをマーク。積極果敢な走りで日本人トップの4位に入った。以降は故障などで不振にあえいだが、今年7月のゴールドコースト・マラソン(オーストラリア)で東京以来のフルマラソンを完走(2時間39分14秒=5位)。11月17日の横浜国際女子マラソンで、リオ五輪に向けて本格的な復帰を目指す。「今は疲労のピークですが、調子は上向いています。タイムとかでなく、自分の走りを取り戻すレースを作りたい」と抱負を語っていた。