<陸上:セイコーゴールデングランプリ陸上2014東京>◇11日◇国立競技場◇男子200メートルほか◇日刊スポーツ新聞社主催

 男子200メートルで20秒21の日本歴代3位の記録を持つ飯塚翔太(22=ミズノ)は、21秒24の7位と不本意な結果に終わった。

 体の張りや疲労が、特に右太もも裏の下の部分に残り、万全な状態ではなかった。「調整不足に準備不足。最後の国立でやる大きな試合に、強い選手がいっぱい来て、ここで勝負できたら最高、と思っていたのに」と肩を落とした。

 心の整理がつかない?

 のか、レース直後は冗談まじりに「明日は1日、とにかく心を落ち着ける、どこかに行きます。公園か、鳥のさえずりが聞こえたり、木の葉の音が聞こえる所へ…」と苦笑い。中大を卒業し今春、ミズノに入社したが「あぁ…、給料が減るかも…」と周囲を笑わせるなど、何とか気持ちを切り替えていた。