日本陸連は10日、都内で8月10日開幕の世界選手権モスクワ大会に出場する日本代表(発表済みのロード種目は除く)を発表した。既に選考基準を満たした男子短距離の山県亮太(21=慶大)桐生祥秀(17=洛南高)ら男子19人、女子7人の計26人。男子200メートルでは出場3枠に対し、リレーを勘案しエントリー枠の4人を選出した。自動内定やA標準以外でも、B標準突破者のほとんどを選出。総数は前回大会に比べ減ったが、5枠を使わなかった女子マラソンの厳しさに対し甘めの側面もみられた。

 また7月のアジア選手権(インド)での代表追加について、この日の原案策定会議で「厳しさを求める」と方向転換。一般種目の追加はしないことが決まり、男子やり投げのディーン元気(早大)らの選出は消えた。同選手権で追加される可能性は、男子1600メートルリレーのみとなった。