横山やすし

やすし・きよし15周年リサイタルで熱演する横山やすし(左)と西川きよし
やすし・きよし15周年リサイタルで熱演する横山やすし(左)と西川きよし

天下の〝破滅型芸人〟横山やすし。卓越した話術で西川きよしとともに日本全土を笑いの渦に巻き込んだ。「不眠不休で稽古に励み、天下を取った」と、やっさんの師匠・横山ノックが語っている。23年間の「やすきよ」コンビは、やっさんが起こしたトラブルや暴力事件で世間を騒がせたが、不祥事ネタを舞台に掛けると大爆笑を呼んだ。1986年に相方が参議院議員選挙に当選すると、コンビでの仕事は激減した。89年4月に酒気帯び運転で罰金刑、所属事務所を解雇された。酒とボート(競艇)が好きだった天才漫才師。96年1月21日、アルコール性肝硬変で死去。51歳。最後の言葉は「水がほしい」。酒ではなかった。

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<芸能・1996年1月22日掲載>