２０２０年東京五輪の自転車トラック種目の会場を伊豆ベロドローム（静岡県伊豆市）に変更する大会組織委員会の案に対し、日本自転車競技連盟が同意する決議をし、国際自転車連合（ＵＣＩ）にこの内容を記した親書を送ったことが２８日、分かった。

　関係者によると、日本連盟は２５日の理事会で伊豆ベロドロームでの開催を「最大限サポートする」ことを決めた。

　組織委は当初、仮設の「有明ベロドローム」（東京都江東区）を使う計画だったが、建設コスト削減のために既存施設の使用を検討。森喜朗会長が伊豆への変更に前向きな姿勢を示している。

　伊豆ベロドロームは五輪で求められる規格を満たすためには観客席を増設する工事が必要で、宿泊施設の確保や輸送などの課題もある。