21歳のカレブ・イーウェン(オーストラリア=オリカ・グリーンエッジ)が上りゴールとなった第5ステージを制し、グランツール初優勝を飾った。総合首位にはトム・ドゥムラン(オランダ=ジャイアント・アルペシン)が浮上した。

 ゴール前のスプリント勝負で、アシストに発射されたジョン・デゲンコルブ(ドイツ=ジャイアント・アルペシン)が先行。この番手についていたイーウェンが素晴らしい伸びを見せてデゲンコルブを抜き去り、3番手のペテル・サガン(スロバキア=ティンコフ・サクソ)とも力の差を見せつけてトップでゴールした。2位はデゲンコルブ、3位はサガン。

 4位のジェンピエール・ドリュケール(ルクセンブルク=BMCレーシング)までが同タイムで5位ホセホアキン・ロハス(スペイン=モビスター)以下は2秒の差がついた。ドゥムラン、クリストファー・フルーム(英国=スカイ)はこの集団でゴール。前日まで首位のエステバン・チャベス(コロンビア=オリカ・グリーンエッジ)、ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター)、アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター)らはさらに8秒遅れの集団でフィニッシュしたため、総合順位が変動し、首位にドゥムラン、1秒差の2位にチャベスとなった。

 新城幸也(ヨーロッパカー)は17秒遅れの64位で、総合は8分32秒遅れの55位。