<自転車:ロードレース世界選手権>◇21日◇コペンハーゲン

 男子個人タイムトライアル(46・4キロ)が行われ、これまでの大会で銅メダルを2度獲得し、今年のツール・ド・フランスの個人タイムトライアルを制したトニ・マルティン(25、ドイツ=HTC・ハイロード)が、中間計測もすべてトップという完ぺきな強さを見せ、53分43秒のタイムで初の金メダルを獲得した。平均時速は32・2マイル(51・8キロ)で、09年にファビアン・カンチェラーラ(スイス=レパード・トレック)が出した32・1マイル(51・6キロ)を超えた。レース終盤で勝ちを確信したというマルティンは「いい気分だ。夢が現実になった」と喜びを爆発させた。2位は1分15秒差でブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ)、3位は1分20秒差でカンチェラーラだった。

 また、この日、2015年の同大会が1986年以来29年ぶりに米国で行われることが決定された。