欧州以外の国・地域が参加して9日に開幕するフィギュアスケートの4大陸選手権に出場する浅田真央(中京大)と高橋大輔(関大大学院)が7日、試合会場がある米コロラド州コロラドスプリングズに到着した。高橋はさっそく会場に向かい、公式練習に参加した。

 3月の世界選手権(ニース=フランス)前の最後の国際大会となる。浅田は空港で「今できることをしっかり出し尽くせればいい」と長旅の疲れを感じさせない笑顔を見せた。3回転半ジャンプの練習に力を入れてきたといい「徐々にいい方向には来ていると思う。できたら入れられればいいかな」と、優勝した昨年末の全日本選手権では回避した大技への挑戦を示唆した。

 高橋は、体力の消耗が予想される高地での今大会に備え「技術より体力強化を重点的にやってきた」と話した。覇権奪還が懸かる世界選手権に向け「この大会で少しでもレベルアップしてつなげたい」と抱負を述べた。